FXで大切なのは、どのようなリスクがあるのかを知っておくことです。
そして、どういうことをすればそのリスクと直面することになるのかを正しく理解して、あらかじめ対策を立てておきましょう。
これが、リスクヘッジ(リスクの低減)、リスクコントロール(リスクの制限)へとつながります。
まず、忘れてならないのは為替の変動によるリスクです。
為替の値動きが予想と反対に動けば、マイナスになってしまいます。最も基本的ですが、どのトレード手法を用いても常にこの問題は考慮しなくてはなりません。「損切りの決まりをつくる」で詳しく触れていきます。
次に、流動性リスクです。
為替は、株などと比較すると流動性は高いといえます。しかし、ちょっとマニアックなマイナー通貨を使った取引を行う際には、十分な調査と確認が必要です。
急激な政変や、為替管理政策の変更、戦争、天変地異などの要因によって取引量が極端に減ったり、何らかの要因で一方の注文に極端に偏ってしまうと、注文が約定しない可能性が出てきます。
あまり意識することは少ないかもしれませんが、これから注意していく必要があるのが金利変動リスクです。
金利変動によって、スワップポイントが目減りしたり、受け取りが支払いに変わったりしてしまうことを指します。
また、金利政策の変更によって日本円はまだまだ低金利とは言え上昇のタイミングを見計らっている状態ですから、注意深く観察していく必要があります。
最後に、取引会社に関するリスクも覚えて置いてください。
会社選びに関してよく言われているのが、信託保全という言葉です。これは、法律で定められた分別保管を信託銀行を利用して倒産などの際に完全に保護するというしくみです。メインのFX会社には必須と言えます。
システムについてもしっかりとチェックしましょう。特に注目すべきなのは、システムダウン、強制ロスカット基準、スリッページ(約定価格のズレ)です。
システムダウンというのは、論外のようですが経済指標の発表の前後は売りや買いが入り乱れることで、取引ツールが完全に使えなくなってしまうことです。最近では、サーバーの強化などをウリにするFX会社も増えてきました。
強制ロスカット基準は、その会社によってバラバラです。特に注意しておきたいのは、ロスカットが執行される『基準と』『その対象』です。
スリッページとは、決済注文の価格よりズレて約定してしまうことで、経済指標発表次などに起こってしまいます。
ほとんどの取引ツールで、どの程度のスリッページを許容するかという設定ができますから、あまりにも大きくずれる場合は約定しないという風にもできます。